2025/04/10 17:00

<レース>

糸が出てしまったときの対処法

糸を撚り合わせた組織であるリバーレースはほつれにくいという特長を持つものの、何かの突起物に引っ掛けると部分的に糸が飛び出してしまうことがあります。ピアスやネックレスなどのアクセサリーと一緒に使うときや、バッグからストールを出し入れする際には注意が必要です。

もし引っ掛けてしまった場合は、無理に引っ張らず、ゆっくりと生地から突起物を取り外します。糸が出てしまった部分は、その両側を指でやさしく左右に引っ張って元に戻します。強く引っ掛けるなどして戻らない場合は、飛び出ている糸を根元から糸切りバサミで丁寧にカットします。

手洗いできるレースの場合

1.  洗浄液を作る

洗い桶に水を入れ、適量の洗剤(おしゃれ着洗い用の中性洗剤を推奨)を溶かします。

2.  洗う                 

汚れた部分が外側になるように、ネットに入れて水に入れます。手のひらで押したり浮かせたりして洗います。

3.  すすぐ

洗い桶にきれいな水を張り、水中で振るようにしてすすぎます。洗剤が残らないよう23回繰り返します。

4.  脱水する

軽く握って水を絞ります。タオルなどで水分をとるのもおすすめです。

5.  水気を切って干す

形を整えて、陰干しで自然乾燥させます。乾燥機の使用は控えましょう。

 オシャレ着であることを十分にご考慮の上、お手入れをお願いいたします。デリケート衣類用洗剤および柔軟剤の使用、色移り防止のため単独洗いがお薦めです。

*ご自宅で手洗いは可能ですが、質感の美しさや耐久性維持のためにはクリーニングがお薦めです。


<リヨセル>

手洗いで洗濯する

洗剤を溶かしたたっぷりの水に入れ、押しながら洗います。水の量が少ないと生地同士が擦れあってしまうため、大きな容器を用意することをおすすめします。また、柔軟剤を使うと、リヨセルのエレガントな風合いを損ねません。

すすぎを終えたら、たたんで厚手のバスタオルなどではさみ、上から軽く押さえて水気を絞ります。

干す際は水分の重みで伸びやすくなりますので、ハンガー干しは避けた方が無難です。着丈や袖丈、肩や襟元も伸びやすくなりますので、平干しをしてください。

乾燥機は使わない

リヨセルは、乾燥機を使わないで下さい。リヨセルに限りませんが、天然素材の多くは、乾燥機をかけると縮んでしまいます。また、ほかの生地と擦れあって、生地がシワやダメージを受けてしまいます。

日陰で風通しのよう場所に干して乾かします。縮んでしまったりシワができたりした場合は、スチームアイロンをかけると寸法が戻る場合があります。

*ご自宅で手洗いは可能ですが、質感の美しさや耐久性維持のためにはクリーニングがお薦めです。